マネジメント力の向上がもたらすもの |
マネジメント力の向上と普及が、 好ましい変化と生産性の向上を実現する マネジメントとは、自らが考え、決定し、行動し、成果を確認する、ということを行うことです。すなわち、「指示されたことを守る」のではなく、「自らが考え行動する」ということです。マネジメントに関する知識とは、「何を考えるべきか」「どのように考えるべきか」「守るべきことはなにか」であり、マネジメントを学ぶとは、それらを知ることです。そしてマネジメント力を高めるということは、それらの知識を用いる力を育てるということであり、自らが積極的に取り組むということでもあります。 また、マネジメントが組織に存在するものではなく、個人が保有するものである以上、マネジメントを人に伝えるという取り組みが不可欠になります。そうでなければ、マネジメントの習得が各自に任されたままになってしまい、「マネジメントを知らない上司」で溢れてしまうでしょう。それは無責任というものです。新入社員に何も教えず、「見て覚えろ」と言うだけで放っておいたら、覚えられる人もいるでしょうが、覚えられない人も多く残ってしまうでしょう。その状況を見て「覚えられない人が悪い」と言っている上司がいたとしたら、それは無責任というものです。それと同じことが、マネジメントにも言えるのです。 さて、マネジメントが「自ら考え行動する」ことにつながり、それが組織の中に広げられるものだとしたならば、おのずと「自らが積極的に取り組む」という文化が組織の中に醸成されることになります。 それでは、自分の組織が「『自らが積極的に取り組む』ことが醸成されている組織かどうか、は何を見れば分かるのでしょうか。それは「変化の数」と「生産性の向上」に現れます。 「自らが積極的に取り組む」とは、新たなことを考え、実行することです。すなわち、これまでのやり方を変えたり、これまでのものを止め、新たなことを始めたりすることです。そのため、「自らが積極的に取り組む組織」では多くの変化が起こります。しかもそれは、組織のあらゆる階層で起こります。また、それらの変化は「変化すること自体」が目的なのではなく、「より大きな成果を得ること」や、「同じ成果を少ない資源で実現する」ことを目的として行われます。そのため、結果として組織の生産性が向上します。 そのような変化があらゆる階層で起こる組織が「各自が積極的に取り組む組織」と言えますし、結果として生産性が向上する組織がマネジメント力のある組織なのです。 【質問】 あなたの会社(組織)では、好ましい変化があらゆる階層で起こっていますか? あなたの会社(組織)では、年々生産性が向上していますか? |
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組織にとって マネジメント力の向上がもたらすもの |
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マネジメント力の向上と普及が、好ましい変化と生産性の向上を実現する |
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マネジメント力を高めるための課題 | |||
マネジメントを学ぶための方法 | |||
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